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那須塩原ブランド

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夫婦(めおと)あわせ麦みそ 市村利男さんご夫妻

二組の夫婦が作る、香りが自慢の無添加麦みそ

2016/12/09

農家である二組のご夫婦が作る『夫婦あわせ麦みそ』は、ご自身で生産した大豆・麦・米を原料とする100%自家製の味噌。香り豊かで、どこか懐かしい味がすると評判です。
誕生のきっかけ、ネーミングの由来、おすすめの食べ方など、生産者のうちの一組、市村利男さん・美枝子さんご夫妻にお話を伺いました。

寒仕込みで冬場を有効活用。麦と米の合わせ味噌を100%自家製で

『夫婦あわせ麦みそ』が誕生したきっかけは?

利男さん「我々は米、麦、大豆を生産しています。冬になると農作業の手が空くので、寒仕込みで味噌を作るのがいいだろうと始めました。1月末から2月の一番冷え込みの厳しいときに仕込みます。この辺は100%米麹を使た味噌が主流なので、麦で作ろうということで始まりました。
ちょうど農林水産祭・経営・天皇杯をいただいたころだったので、新聞などにも多く取り上げていただきました。
ただ麦だと欠点もあります。昔は2年味噌、3年味噌が喜ばれていたのですが、麦だと時間が経つと黒くなってしまいます。そこで米も入れるようになりました。
ところがそうすると“麦みそ”じゃないということで、あわせ麦味噌としました。もうひと夫婦いて、二組の夫婦だから“夫婦”とつけました。
材料である大豆、麦、米は全部自分で作ったものを使っているので、100%自家製です」

それで『夫婦あわせ麦みそ』なのですね。でき上るまでにはご苦労があったのではないですか?
利男さん「失敗もありました。みんなが作っている米麹ならば聞く人がたくさんいるけど、麦は初めてでしたから。ちょっと温度が高くなると緩くなってしまって。
最初に1トン作って、全部試食として配ったのですが、香りがいいということと、麦だから健康にもいいということで評判がよかったですね」

今はどのくらい作っていらっしゃるのですか?

利男さん「10トン作っていた時期もありますが、いまは6トンくらいです。
報道機関に出してもらったこともあって、全国から問い合わせが入ります。友人にもらって美味しかったからと、北は仙台、南は鳥取から問い合わせがあり、送ることもあります。“また美味しいからお願いします”と連絡が入ることもありますよ」

美枝子さん「いままで食べた味噌の中で一番おいしかったとか、この味噌を食べたら他を食べられないとか、そういうお客様もいらっしゃるんです。ありがたいことですね」

おにぎりや野菜に生の味噌をつけて風味を味わってほしい

このお味噌の美味しいところはどんなところですか?

美枝子さん「香りがいいところですね。あとは昔食べた懐かしい味がするという方も多いです。やっぱり麦の香りがいいんでしょうね。
テレビを見ていたときに、昔のお味噌の味が忘れられないという年配の方が多かったんです。やっとそれらしき味に出会えたと言ってくださる方もいます」

利男さん「私たちは味に自信がありますから。いま食べてる味噌と、うちの味噌と、生で食べ比べてみてください」
おすすめの食べ方としては生で楽しんでほしい?

美枝子さん「そうですね。炊き立ての白いご飯でおにぎりを作って、味噌をつけるとおいしいですよ」

利男さん「きゅうりにつけて食べるのもおすすめですね。あとはマヨネーズと合えて、ウドにつけたり。
天皇陛下が那須御用邸でご静養なさったときに、視察でおみえになったことがあります。そのときにも、きゅうりに味噌を添えて献上しました」

ほかにおすすめの食べ方はありますか?

利男さん「野菜の炒め物が好きですね。肉や野菜を炒めて、この味噌で味付けするんです」
美枝子さん「おでんにしたり、季節によっては、ゆず味噌や酢味噌にしたり、いろいろ使ってますよ」

那須塩原ブランドになって変化はありましたか?

利男さん「お肉屋さんで、うちのお味噌で豚肉を漬けて売るようになりました。ほかの味噌ではダメだっていうんです。その豚肉の味噌漬けは、ほんとうに柔らかくておいしいですよ」

今後どのように展開なさる予定ですか?
利男さん「われわれが増やしてるのは、仕込み味噌なんですよ。樽を持ってきてもらって、20キロとか30キロとか、普通より安く提供しています。いま農家で味噌を作っている人が減少しているので、仕込み味噌を増やすことはできるんです。今後さらに売上を伸ばして人を採用するとなると、そういうことが必要ですね。
いずれは孫が越えてくれるのが夢です。そのくらいの夢がないと伸びないですよ。それに人と人とのつながりは本当に大事だと思うんですよ。お蔭様でいろいろな方とのつながりがあります」

笑顔がとても素敵な市村さんご夫妻。毎年1月中旬に旅立ち、お仲間と海外旅行を楽しまれているそう。「ハンガリーのドナウ河から見た夜景は本当によかった」とか。それでも訪れた国の農業は気になってしまうようです。
教わったように生でいただくと、確かに香りが豊かで、どこか懐かしく感じたのでした。
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