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きらきらチャレン人

【こだま食堂】

17年ぶりの復活の裏にあったストーリーとは?

2016/05/19


(写真右)現店主:鈴木 直子さん<br>(写真左)夫 :鈴木 利實さん
(写真右)現店主:鈴木 直子さん
(写真左)夫 :鈴木 利實さん
元店主:鈴木 コウさん
元店主:鈴木 コウさん

今回ご紹介する『チャレン人(じん)』は、住宅街の中で目立った看板も無く、まるで民家に見える上に、メニューは〝ラーメン〟と〝焼きそば〟のみ。それにも関わらず沢山の人が訪れる「こだま食堂」の皆さんです。

この「こだま食堂」にはあるドラマがありました。

こだま食堂の歴史

創業60有余年。
那須湯本にお店を開き、地元はもとより県外からも多くの人が訪れました。
昭和55年に那須塩原(旧黒磯)に移転し長年愛されてきましたが、17年前に先代の鈴木 コウさんが70歳を過ぎ、沢山の人に惜しまれながらも閉店となりました。

しかし、昨年7月、先代の息子である鈴木 利實さんの妻 直子さん(コウさんにとっての義娘)が店主となり、夫婦で力を合わせ「こだま食堂」を復活させたのです!!

メニューは昔も今も〝ラーメン〟と〝焼きそば〟のみですが、新しく〝チャーシューメン〟が加わり、3メニューとなりました。

なぜ17年ぶりに復活を?

嫁入り前より、お店を手伝っていた直子さんは、先代のコウさんが閉店を決めた当時、お店を継ぐことを申し出ました。
しかし、その答えは・・・

「継・が・せ・な・い」

それは「店を渡したくない」という想いからではなく、お店を営む大変さを誰よりも知っていたコウさんからの思いやりからでした。

当時、直子さんは3人の子育ての真っ最中。
「自分と同じような大変な思いはさせたくなかった」と、コウさんは当時を振り返り語って下さいました。

それから17年が経ち、息子の利實さんの定年退職をきっかけに、夫婦で「こだま食堂」を復活させたいという気持ちが大きくなり、コウさんに打ち明けたところ、今度はあっさり受け入れられたそうです。

子育ても終わり、夫婦で力を合わせて営める環境が整ったからこそ、安心して見守ることが出来たのでしょう。

営業再開の告知、特にしていなく、そっとホームページをつくっていたそうですが、店舗の改装を請け負った業者さんから噂が広まり、あっという間に再び多くのお客さんが来るようになりました。
なんと週に3日も通う常連さんもいます!

昔と変わらぬ味の秘密―「復活ではなかった!?」

17年ぶりの復活ともなると、以前と味が変わってしまってもおかしくないのですが、「こだま食堂」の場合は、昔から変わらぬ懐かしい味を味わうことが出来ます。

それはなぜか?

実は直子さんは、お店を閉じた後もずっとその味を作り続けていたのです。
こだま食堂の味は、もはや〝鈴木家の味〟そのもの。

日常的に家族に作っていたほか、昔から人が集まる家だったこともあり、親戚や友人などのためにも作っては振る舞っていたそうです。

ということは、「17年ぶりの復活」ではなく、「17年におよぶ継承」になるのかもしれませんね!

創業者は芸術家!?

人々を魅了して止まないこの味を造り出したのは、先代のコウさんの夫である故・鈴木 政三郎さん。

フランス料理のシェフでもあった政三郎さんは、味のこだわりとセンスはピカイチ。
そして、非常に器用な方だったそうです。

実は、「こだま食堂」の店内は、まるで美術館のように絵画・彫刻・焼物・帆船模型などの芸術品が飾られているのですが、それらは全て政三郎さんが造ったもの。

那須町湯本から旧黒磯にお店を移転してから政三郎さんは、スープの仕込み担当となり、お店の営業はコウさんが担っていたそうです。

早朝3時からスープの仕込みをして、その後の時間は芸術品作りに励んでいたそうです。

「こだま食堂」では、美味しい食事だけではなく、創業者が作った数々の芸術作品を楽しめるのも魅力の一つです☆
先代のコウさんの夫である故・鈴木 政三郎さん
先代のコウさんの夫である故・鈴木 政三郎さん
政三郎が造った芸術品の数々。
政三郎が造った芸術品の数々。

むすびに

先代のコウさんも認める「昔から変わらぬ〝こだま食堂の味〟」を再び味わえる事を、多くの人が喜んでいます。

それは一重に、60年有余の間、先代が守ってきたその味を、閉店後も〝家の味〟として作り続け、17年間繋いだ義娘の直子さんの「おかげ」でしょう。

新たな店主として、夫婦力を合わせて、これからも地域の愛するみんなが〝こだま食堂の味〟を守って行って下さい☆
※2016年5月14日放送のRADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』でご紹介しました。

RADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』ホームページはコチラから
http://www.berry.co.jp/nasushiobara/
(PODCASTで聞き逃した放送を聴くことが出来ます。)

こだま食堂ホームページ
http://kodamasyokudou.com/
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