地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、那須塩原市地域ポータル「きらきらホットなすしおばら」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

那須塩原市地域ポータル「きらきらホットなすしおばら」

きらきらチャレン人

【那須林産工業有限会社】渡辺 ユミさん・渡辺 太一さん

~「永く住み継がれる家づくり」を目指して~

2016/06/10

今回ご紹介する『チャレン人』は、「那須林産工業有限会社」で、父である現社長の想いを受け継ぎ、会社の中核を担っている、「家づくり」が大好きな二人の姉弟、渡辺 ユミさんと渡辺 太一さん。

那須林産工業が考える「使命」とは

海外では、100年~200年と古い建物を守る習慣があるのに対して、日本の場合、20年~30年で家を壊し、新しく建ててしまう傾向にあるのだと言います。

その背景には、日本では、家などの固定資産税の原価償却が25年であることから、長持ちする家づくりをしていない現状があるのだとか。

そんな中、同社が目指しているのは、「永く住み継がれる家づくり」です。

その想いは、『もし耐久性のある高性能の家をつくれば、永い年月使い続けることができ、家族の思い出が刻まれたその家を、子供の代、孫の代と住み継ぐことができる。そして、そのように「住み継ぐ」ことこそ、住む人にとっての最大の価値なのではないだろうか。』というものだそうです。

さらに、そういった家をつくる事こそ『家づくりをする者の使命』だと感じ、「永く住み継がれる家づくり」に情熱を注いでいます。

「永く住み継がれる家」をつくるために

「性能の良い家」との出会い

同社はもともと製材を中心とする会社でした。
木材の仕入れのため、26年前に社長が北米に行った際、雪の積もる-20℃の森の中で、トレーラーハウスに宿泊したことがあったそうです。

寒さで眠れないことを覚悟していましたが、ストーブ一台で驚きの温かさを保ち、那須塩原の我が家よりもよく眠れたのだとか。

「こんなに寒い地で何故そんなに温かいのか…」

その答えは、住宅の『性能』、つまり「高断熱・高気密」にありました。

辿りついた「高性能の家」

栃木は完全に寒冷地というわけではないため、家の性能として「寒さ対策」においては、あまり発展しておらず、気候自体は北海道より温かいのに、家の中は北海道よりも寒いという実状がありました。

北米の「温かい家」との衝撃の出会いから10年。
那須塩原にも「温かい家」をもたらすため、様々な『高性能』といわれる住宅を調べ歩いたそうです。

そうして辿り着いたのが、硬質ウレタンで家全体を覆う“まほうびん”のような家「FPの家」でした。

FPとは「フレーム&パネル」の略で、日本伝統の「木造り軸組み工法」とオリジナルの「断熱パネル」を組み合わせた、北海道の大工さんが生み出した工法です。

分厚い断熱材で家をすっぽりと包んでしまうことで、外気温の影響を最小限に抑え、室内の空気は、一度温めたり冷やしたりすれば、ほぼ一定の温度に保てます。
さらに、隙間のない気密施工により、温めた空気を逃がしません。

壁内が結露せず、人体に悪影響を及ぼすカビの発生を防ぐことができ、住む人の健康を守ります。
同時に、湿気による柱などの木造部分の腐食も防いでくれます。

そして、「高い強度を持つパネル」と「頑丈な構造」は、耐震性にも優れた強い家を実現するのです。

このように、「健康・快適性・省エネ・耐震」など、多くの面で満足のできる『高性能の家』を見つけたのです。

家族の健康を守る家

遂に見つけ出した「温かい高性能の家」を那須塩原に発信するため、社長自ら北海道へ行き、「FPの家」を勉強してきました。

しかし、「FPの家」づくりに対して、ユミさんは当初から賛同をしていたものの、太一さんは保温材に高額のお金を掛けることに対して前向きではなく、意見が一致しない時期があったのだそうです。

そんな太一さんの考えを変えたのは、ご自身の体験でした。
太一さんは、しばらく体調が悪い状態が続いていた事があり、その時に「寒い家」が体に及ぼす悪い影響を感じたのだとか。

実際に「FPの家」に住んでいる人に伺った健康アンケートを見たところ、「温かくて各部屋の温度差も少なく、健康状態が良くなった」という声が多かったそうです。

それらのことから、「家づくり」を真剣に見つめ直した時、「『永く住み継がれる家』というのは『家族の健康を守る家』でなければ実現は出来ない」という結論に至り、そこから全員同じ方向に向かって歩き始めることが出来ました。

「確かな品質」の天然素材を使用

さらに、「耐久性」と「健康」のために、品質の高い「自然素材」を選ぶ事にもこだわり、珪藻土の塗り壁、シックハウスを防ぐ塗料、無垢のフローリングなど、自然由来のものを使用しています。

通常のフローリングは、木を重ねて作った合板の表面にシートを張ったもので、20年~30年で寿命を迎えますが、無垢のフローリングは、メンテナンスをちゃんとすれば、100年~200年持つ可能性があるそうです。

さらに、無垢の木の香りや質感は、過ごす人に心地良さを与え、実際に無垢のフローリングを使用した方からは、「素足で歩くのが気持ちいい」「子供が転んでも痛くない」「冷たくない」など、嬉しい声が寄せられているそうです。
無垢の木は手触りも香りも違います!
無垢の木は手触りも香りも違います!
様々な天然素材が体感できます。
様々な天然素材が体感できます。

永く愛される家

天然素材は、住むほどに「家族の思い出」が刻まれ、味わい深くなっていくことも大切な魅力の一つであると言います。

「永く住み継がれる家」とは、すなわち「家族にずっと愛され、大切にされていく家」ということでしょう。

さらに、長い間に住んでも飽きないよう、「世界に一つしかない家」をテーマに、お客様の話をよく聞き、自分らしく暮らせる「大好きな空間」づくりも大切にしています。

一から設計してつくるオリジナルのキッチンは大人気だとか。
さらに、その空間に合うよう、世界で一つの「天然朴のオリジナル家具」も購入するよりずっと安くつくってくれます。
展示を兼ねた打ち合わせルーム。<br>オシャレでステキな空間です☆
展示を兼ねた打ち合わせルーム。
オシャレでステキな空間です☆
自分だけのお気に入りキッチンを!<br>もちろん、リフォームもOK!
自分だけのお気に入りキッチンを!
もちろん、リフォームもOK!
木造りのカウンターは味わい深い。
木造りのカウンターは味わい深い。

むすびに

これからどういう事を心がけていきたいか伺いました。

太一さん:「長持ちするというだけではなく、デザインの面でも、最新の情報を一早く仕入れ、那須塩原市で発信していきたい」

ユミさん:「同じ女性として、家事をしやすいように一緒に考えるなど、奥さんのサポーターでありたい」

と語って下さいました。

「住まう人」のことを想い、こんなにも真剣に「家づくり」に向かい合ってくれる人たちが那須塩原にいることを嬉しく思います。

これからも、人々が幸せになれて、100年~200年と住み継がれていく家づくりを頑張っていって欲しいです☆



※2016年6月11日放送のRADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』でご紹介しました。

RADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』ホームページhttp://www.berry.co.jp/nasushiobara/
(PODCASTで聞き逃した放送を聴くことが出来ます。)

那須林産工業ホームページ
 http://www.nasurin.com/index.html

那須林産工業Facebookページ
https://www.facebook.com/nasurinsan/
(イベントなどの最新情報を知りたい方はコチラ)
チャレンジing那須塩原~一歩踏み出す人を応援するまち

「立ち向かうユウキ」「乗り越える強いココロ」「きり拓くチカラ」
僕らは、先人からフロンティア-DNAを受け継いでいる。
だからこそ、新しい世界に挑み、チャレンジする人を応援できるのである。

PICK UP 那須塩原のお店 ~学ぶ・スクール~