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きらきらチャレン人

【SUNRISE SPORTS CLUB】 深澤 舞選手 ・橋本 美佐子コーチ

~輝く若者の後ろには、素敵な大人の存在があった!!~

2016/07/04

今回、紹介する「チャレン人」は、「SUNRISE SPORTS CLUB」の競泳コースに所属し、「全国JOCジュニアオリンピックカップ100m平泳ぎ」優勝や、そのほか様々な大会で優秀な成績を収めている、高校3年生の「深澤 舞さん」と、そのコーチ「橋本 美佐子さん」です。

「深澤 舞さん」ってどんな選手?

なぜ水泳を?

深澤さんが水泳を始めたのは、小学校2年生のとき。
もともと泳ぐことが好きだった深澤さんは、友達に誘われたことがきっかけで、スイミングクラブに入会したそうです。

最初は泳ぐこと自体を楽しんでいましたが、徐々に「競技」としての水泳を意識しはじめ、4年生で選手コースに移り、6年生くらいから結果が出るようになったそうです。
中学2年生になるころには、全国大会などの大きな大会に出るようになり、現在、日本の期待の星として目覚ましい活躍をしています。

大変な練習を乗り越えて水泳を続けられるのは、結果を出してみんなに喜んでもらえる事が嬉しいからだそうです。

橋本コーチからみた「深澤 舞さん」

6年間深澤さんを教えている橋本コーチによると、深澤さんは、おっとりした性格で、レースだからといって殺伐とせず、坦々とこなすタイプだと言います。

そのため、最初はどこが“やる気スイッチ”なのか分からなかったのだとか。

しかし、そういう性格だからこそ、昔から本番には強かったようです。

さらに、小さいころからの“出された練習メニューは全部こなす”そして“とにかく休まない”というマジメさが、徐々に力となり、自然と結果に繋がって行ったといいます。

橋本さんの場合、「狙ってタイムを出す」というわけではなく、自分でも意識しないうちに「良いタイムが出てしまっている」というところから始まった、ユニークな選手なのだとか♪

「橋本コーチ」ってどんなコーチ?

人生のコーチとして

橋本コーチは、生徒達にタイムを追求するだけではなく、水泳を通して人との触れ合い方や、挨拶、そして感謝の心も育んで欲しいと思っているそうです。

そのため、水泳のことだけに留まらず、生活、態度、身だしなみなど、私生活に至るまで指導をすることがあるのだとか。

それは、「この子どもたちが社会に出た時、必要とされる人になって欲しい」という想いからだそうです。

というのも、生徒たちが社会に出るのはそう遠くはない未来。
「現在、どれだけ水泳に没頭していても、将来、水泳だけでやっていけるという子は少ないのが現実だ」と橋本コーチは言います。

そんな中、生徒達が社会に出てから困らないよう、少しでも基礎を身に着けて送り出してあげたいのだそうです。

その気持ちで、この仕事を始めて以来、生徒達に「水泳選手として、とにかく早ければいいというわけではない。人としてのマナーが出来てなくては選手として成り立たないんだよ。」と言ってきたそうです。

その時は意味が分からなくても、将来「あの時こう言われたな」と思い出してもらえたらそれでいいと語って下さいました。

つまり、橋本コーチは、ただの水泳コーチではなく、水泳を通して『人育て』をしているのです。

水泳のコーチとして

そして、もちろん水泳に関しても妥協はしません。
指導する上で心がけているのは、選手それぞれの性格や個性を重視すること。
そうでなければ、タイムには繋がっていかないと言います。

それぞれに合った方法で、「早くなっていく楽しさ」や「仲間と共に頑張ることの楽しさ」などを感じてもらうこと、そして、大人が褒めてあげることも大切だと考えているそうです。

「これから深澤さんに続いていくであろう後輩選手たちには、やるからには高いところを目指して、“やってやれない事はない”と、諦めずに自分の目標をに向かって頑張って欲しい。」と語って下さいました。

深澤さんから見た橋本コーチ

深澤さんに橋本コーチについて聞いてみたところ、橋本コーチはいつも笑わせてくれて、よく一緒に笑い合っているそうです。

また、「女性のコーチで良かった」「なんでも相談できるコーチ」とも語ってくれました。

私生活に関してまで指導されても、「本当に自分のことを思ってくれている」という愛情が伝わるからこそ、強い信頼関係に繋がっていくのでしょう。

また、先生の明るい人柄も生徒達を励ましているに違いありません。

二人三脚で挑む次なる目標

現在の目標は、目前に控えるインターハイで優勝をするという事です。

昨年のインターハイでは、誰が優勝してもおかしくないというメンバーとの戦いの中で、残念ながら7位に終わり、本当に悔しい想いをしたそうです。

しかし、その悔しさを原動力に、「今年は絶対に優勝をする!」と心に定め、この一年間練習に励んできたと言います。

平日は週2日、登校前の5時半から6時40分まで朝練をし、夜は月曜以外18時半から20時まで練習をしているそうです。

この種目の選手の密度は濃く、レベルが非常に高いため、今年のインターハイもまた誰が優勝してもおかしくない状況だと言います。

橋本コーチは、「高校3年である深澤さんが、本人の目標を最後に達成出来るように後押しをすることが私のベストだと思っている」と語って下さいました。

二人で挑む高校最後の夏のチャレンジが成功することを祈っています!!


※2016年7月2日放送のRADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』でご紹介しました。

RADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』ホームページ
http://www.berry.co.jp/nasushiobara/
(PODCASTで聞き逃した放送を聴くことが出来ます。)



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