きらきらチャレン人
～夢を追いかけるドライバーの終わりなき挑戦～
2016/07/11
今回、紹介する『チャレン人』は、ブリヂストンのテストドライバーの傍ら、プライベートでは全日本ジムカーナドライバーという顔を持つ、車の運転が大好きな西野 洋平さん。
＜過去成績＞
2010年 JAF全日本ジムカーナ―PN1クラス デミオにてシリーズ準優勝
2011年 JAF全日本ジムカーナ―PN1クラス デミオにてシリーズ優勝
2012年 JAF全日本ジムカーナ―PN1クラススイフトにてシリーズ5位
2013年 JAF全日本ジムカーナ―PN1クラス スイフトにてシリーズ3位
2014年 JAF全日本ジムカーナ―PN3クラス 86にてシリーズ6位（最終戦優勝）
2015年 JAF全日本ジムカーナ―PN3クラス 86にてシリーズ3位（Rd5優勝）
ジムカーナとは？
ジムカーナとは、舗装された路面にパイロンでコースを設定し、１台ずつ走行して速さを競うタイムトライアル競技です。
普通自動車の免許を持っていれば誰でも参加することができる身近なモータースポーツで、普段乗っている車や軽自動車でも走行が可能です。
女性のドライバーも沢山いらっしゃるそうです♪
※（ジムカーナ競技の主催組織である日本自動車連盟（JAF）が公認する公式選に参加するためには、JAF競技運転者許可証（国内Bライセンス以上）を取得する必要があります。）
ジムカーナで重要となる“カーブを曲がる技術”や“ブレーキを踏む技術”などの技術は、日常の運転技術と関わりが深く、運転能力や危機回避能力の向上につながるということで、日本自動車連盟（JAF）はジムカーナを啓蒙活動の一環として活用しています。
スピンするタイヤの音やタイヤから出る煙とその匂いで、見ているだけでも大興奮！！
実は身近にあった「サーキット」
今すぐにでも始められるジムカーナ
いくら身近なモータースポーツと言っても、場所がなければ始めることができません・・・
しかし、安心して下さい！
実は、ここ那須塩原にもジムカーナができるサーキットがあるのです！
それは、西野さんもジムカーナの運転技術を磨いてきたという
「ドライビングパレット那須」。
オープン7年目で、2015年3月リニューアルの新コースは西野さんが監修したものだそうです。
ビギナーからエキスパートまで3段階のコース設定があるので、“どなたでも”楽しむことが出来ます！
日本で唯一、子供も楽しめるサーキット
また、同サーキットでは、140cm以上あれば“小学生”でも運転できるカーレジャー140ATも楽しむことが出来ます。
更なるワイルドな世界
さらに、同じ敷地内には、未舗装の路面に設定されたコースをジムカーナと同様、１台ずつ走行して速さを競う
ダートトライアルのサーキット
「丸和オートランド那須」があります。
なんと、こちらの会場では平成28年7月31日（日）に『
JAF全日本ダートトライアル選手権第6戦』が行われ、全日本トップレベルの選手達による白熱の戦いを間近で見る事ができます！
好きな事を仕事に
西野さんが車に興味を持つようになったのは高校生の頃。
「頭文字D」という漫画に出会った事がきっかけだったそうです。
大学に入学をすると「自動車部」に所属し、ジムカーナとダートトライアルに奔走していたのだとか。
卒業後は、大好きな車の仕事ということで「ブリヂストン」に就職し、那須塩原市へ。
テストドライバーとして、“高速道路でも安心して走れるか”“雨の日でもブレーキがしっかり効くか”タイヤの乗心地はどうか“など、タイヤの様々な運動性能を試験し、評価しているのだそうです。
根っからの運転好きな西野さんは、仕事でいくら運転しても飽きることはなく、プライベートで家族を乗せてドライブをするのも大好きなのだとか。
飽くなき向上心の闘い
そんな西野さんが語るジムカーナの魅力とは、「ライバルたちと競うこと」だそうです。
0.1秒差のタイムを競うこの競技では、繊細な運転技術が重要となります。
ジムカーナでは様々なコーナリング技術が必要とされ、パイロンをグルっと小さく回るためにサイドブレーキを引いて素早く向きを変えるサイドターンは特徴的です。タイムを縮めるためにパイロンに触れるスレスレを回ることが理想ですが、パイロンに当たってしまうとペナルティを受けてしまいます。そのため、いかにミスなく狙ったラインをキープできるかがポイントです。
さらに、大会のコースは当日の朝に発表されるということで、事前にコースの練習をすることが出来ず、より一層、その人の持っている能力が試される訳です。
「多くの優秀な選手たちと戦い、勝って、優勝できれば更に楽しく、一度その喜びを知ってしまうと止めることは出来ない」と西野さんは言います。
『日本一』に輝いた経験があるからこそ、ジムカーナの魅力をより深く知っているのかもしれません。
しかし、勝利の喜びも束の間、次の試合ではライバルたちが更に腕を磨き参戦してきます。
勝ち続けるためには、毎戦ごとに速くなっていかなくてはならず、それが凄いプレッシャーなのだとか。
まさに“終わりなき挑戦”です。
ジムカーナのプロの選手も僅かにいますが、西野さんはそういったプロ選手とも互角に戦える実力を持っていることから、ジムカーナドライバー達の希望の星なのだとか。
しかし、西野さんは「自分ひとりの力ではありません。スポンサー企業様のご支援や沢山の方々の応援や協力のお蔭でスタートラインに着けているんです。」と、周りへの感謝の気持ちも忘れません。
西野さんの夢
現在の挑戦
「これからも“日本一”を追いかけていきたい」と語る西野さんは、今年も「2016年JAF全日本ジムカーナ選手権」に参戦し、優勝を目指している最中です！
年に8戦行われ、その成績のトータルで順位が決まるこの大会。
その第5戦目が平成28年7月17日に愛媛県で開催されるとのことで、現在、その戦いに向けてトレーニング中だそうです。さらには第6戦が平成28年8月7日、ここ栃木県ツインリンクもてぎで開催されるので、ぜひ観戦に行ってみてはいかがでしょうか？
ジムカーナを通して・・・
さらに、西野さんは、ジムカーナを通して子供や免許を取りたての人などに“安全な運転の仕方”や“車の運転の楽しさ”などを伝えたいと言います。
そして、もっと多くの人にジムカーナを知ってもらうと共に、「ジムカーナを通して、“モータースポーツ界”を益々盛り上げていきたい！」と奮闘中です。
運転するも良し！隣に座るも良し！見るだけも良し！ジムカーナの楽しみ方は色々あります！！
是非、那須塩原から“モータースポーツ界”に旋風を巻き起こして行って欲しいと思います！！
西野さん頑張って下さい☆
※2016年7月9日放送のRADIO BERRY『チャレンジing那須塩原』でご紹介しました。
チャレンジing那須塩原～一歩踏み出す人を応援するまち
「立ち向かうユウキ」「乗り越える強いココロ」「きり拓くチカラ」
僕らは、先人からフロンティア－ＤＮＡを受け継いでいる。
だからこそ、新しい世界に挑み、チャレンジする人を応援できるのである。
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