ふるさと納税で日本を元気に!~鉾田市~
食材や料理が映える! 食卓に笑顔と彩りを! 手づくりのうつわでホッコリとしたぬくもりを♪
見慣れたテーブルにそっと、六寸輪花 しのぎ鉢(墨入貫入)。採れたての野菜をちょこんと盛り付けて、心ときめくアートな気分♪
はなクラフトは、ご夫婦で運営している工房です。
工房の周辺はさつまいも畑やメロンのビニールハウスが建ち並んでいます。春先に植えたサツマイモの苗が、夏に近づくにつれ葉の緑も濃くなり、葉や茎が大きく伸びて、辺り一面緑色の絨毯を敷き詰めたよう。海岸からの潮風にゆらゆらと葉が揺れ清々しく、季節ごとの自然をのんびりと満喫できる場所にご夫婦の工房があります。
鉾田の環境と手づくり・手描きへのこだわり、ご夫婦の人柄とが合わさって、ぬくもりのある作品となるのもうなずけます。
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「はなクラフト」を営むお二人は共に東京都出身です。
主に陶器の制作はご主人様の原 孝一(はら こういち)さん。奥様の中村 佐和子(なかむら さわこ)さんは磁器の制作と絵付けを担当しています。
小さなころからモノ作りが好きだった佐和子さんは陶芸に興味を持ち、孝一さんと瀬戸市の窯業訓練校で一緒に陶芸を学び、美濃焼の産地・岐阜県東濃地方で修業。並行しながら2005年「はなクラフト」を立ち上げました。
六寸輪花 しのぎ鉢(墨入貫入)の使い方はいろいろ♪ 可愛らしく見えて、映え写真を撮りたくなるかも?
特に、理由はないのです。ただ、二人とも東京が実家なので東京の近くに物件があればいいなと思っていたのですが、なかなか陶芸が出来る環境が整った物件がなく、ずいぶんと探していたところ幸運にも「陶芸教室として使われていた物件」があると知り、緑が多く広々としたこの地域で工房を持つことを決めました。
土の産地の名前(○○焼き)として作っているわけではないので、粘土にこだわらず、自分たちが良いと思うものを使っています。粘土によってそれぞれの特長があるので、完成イメージに近い粘土を使うようにしているんです。
使いやすさだけを追求するとシンプルになるので、料理をのせた時に楽しくなるような…これがいいかな、あれがいいかなと、使ってくださる方が毎日使うことで楽しくなるといいなと想いながら作っています。
陶器は材料のうちほとんどが「土」で、出来上がったものは割と厚みがあり、素朴さや温かみを感じる風合いです。硬度はそれほど高くないので、取り扱いには注意が必要です。
磁器は材料に「石」が入り陶器よりも高温で焼成します。
滑らかな肌ざわり、硬くガラス化した表面が特長です。
粘土は菊もみ工程といって、菊の花びらの様に粘土を手でねり、空気を抜いて水分を均一にします。次の成形工程では、ろくろ成形・型起し成形・手ひねり成形などがあります。ろくろの速さなどを調節しながら同じ大きさや形で作っていくのは、やはり職人技です。ろくろから外すときには切り糸を使いますが、切りっぱなしの部分はデザインカッターで整えます。
乾燥方法は天日、日陰、熱風など、作家さんにより様々です。
800℃くらいで素焼きし、釉薬をかけ1200℃~1250℃で焼き上げます。
「乾かしは季節によって違うので、自分感覚で!」と、穏やかに答える原さんの隣でにっこりうなずく佐和子さんの姿に、はなクラフトさんの作品がほっこりと暖かく感じる理由がわかった気がします。
いとも簡単に成形している原さん。私事ですが、陶芸教室で気を抜いた瞬間「ぐにゃ」っとなり、個性満点の出来栄えになってしまったことを思い出してしまいました。
器の縁の凹凸をなだらかにしています。
ろくろから出来上がった器を切り離しました。台に置くまで緊張が続きます。
細かなヒビが入っている湯のみやお皿など、見かけたことはありませんか?
例えば古い陶器の展示物など、「貫入」を知らずに手に取った時、そのヒビに驚いてしまうことがあるかもしれません。
貫入とは、釉と素地の収縮率の差によって、焼成後の冷却時に出来る調節のできない細かなヒビ模様です。よく見ると、器の形は同じでも貫入の模様や細かさなどが違います。
貫入が入り繊細な絵が描かれているようです。さて、今日は器に何をのせてみましょうか
磁器の粘土は、キュッキュと音がするくらいサラサラでまとまりづらいです。それは、主に石の粉末で練ったもので出来ているから。
陶器に比べると高温で焼くので、生地が硬く強度もあります。繊細でなめらかな美しさと透明感が特長。金彩など装飾物が無ければ、ほとんどの器が電子レンジに対応。食洗器も利用できます。
絵付けはすべて筆による手描き。ひとつひとつの器の柔らかさを感じるのは、形だけではなく手描きの柔らかさにあり!
手描きの絵柄が可愛らしい、ボーダーと龍文のご飯茶碗にホッコリ♪
紫陽花の絵柄が可愛らしい♪ フルーツでも盛り付けましょうか?
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