いつの時代も私たちを魅了してやまない「プリン」。変わらない味から新たな定番まで、それぞれに工夫を凝らした個性が際立つ一品がそろいます。今回は函館市内・近郊にあるカフェや喫茶店で食べられるプリンをご紹介します。

パーラー花車

Music&cafe bar 二十間坂 Little Feet

パーラー フタバヤ

ムシャムシャBASE たまぞう

YAMAYOSHI COFFEE

茶蔵

TAILORED COFFEE 宮前店

プリンアラモード／パーラー花車［花園町］

思わず見惚れる 正統派プリンアラモード

コルトンディッシュと呼ばれる横長のガラス器に盛りつけられたクラシカルな姿が印象的。主役のプリンは、卵、牛乳、砂糖で焼く昔ながらのスタイルで、やわらかすぎず、硬すぎずの程よい食感。バナナやキウイ、パイナップルなど7種のフルーツといちごアイス、生クリームが添えられ、どこから食べようか悩めるのも楽しい。山川牧場ソフトクリームと組み合わせた「ソフト&プリン」も人気です。

プリンアフォガート／Music&cafe bar 二十間坂 Little Feet［末広町］

エスプレッソ香る大人のプリン

子どもの頃に食べていた母の味を再現したというプリンは、ぷるっと弾力がありつつ滑らか。適度に苦味のあるカラメルと混じり合うことで、ちょうどいい味わいになるように仕上げています。まずはアイスを絡めてひと口。さらに淹れたてのエスプレッソを注げば、引き締まった苦味とバニラの甘い香りが加わり、後味の余韻まで贅沢に楽しめます。チェリーをのせた昭和レトロな「自家製プリン」もおすすめ。

ジャンボプリン／パーラー フタバヤ［美原］

どこか懐かしい 老舗洋食店の隠れた名作

その可愛らしいルックスとボリュームに心躍る、昔ながらのプリン。控えめな甘さとカラメルのほろ苦さが調和。ゆっくり蒸し焼きにすることで、やや硬めの絶妙な質感に仕上げています。みかん、パイン、バナナがぐるりと囲み、ホイップクリームをすくいながらバランス良く食べられるのも特徴。これを目当てに訪れる長年の常連客がいる一方で、最近はSNS映えを意識した若い世代のファンも増えているそう。

昭和レトロかためプリン／ムシャムシャBASE たまぞう［亀田郡七飯町］

卵感しっかり 隠れ家カフェのいちばん人気

全卵を多く配合した、みっちり硬めの食感が特徴。凝縮感があって濃厚、けれどしつこくない加減がちょうどいい、昔ながらのプリンです。バニラアイスとピスタチオで甘さとコクを添え、カラメルは苦めに仕上げて味に強弱を。何と合わせてもしっくりなじむ味わいなので、ドリンクのチョイスはお好みでどうぞ。このプリンをふわふわの食パンではさんだ「プリンサンド」も不定期で提供しています。

とびきり美味しいプリン／YAMAYOSHI COFFEE［元町］

シンプルを究めた“とびきり”のおいしさ

多くの人を惹きつけてやまない大人気のプリン。素材の配合や製法など、試行錯誤を繰り返してたどり着いたのは、スプーンを入れたときにはしっかりと手応えがあり、口に入れるとつるんとなめらかという絶妙な硬さ。たまごの風味を生かしたやさしい味わいで、ほんのりビターなカラメルとの対比も楽しめます。生クリームとチェリーがちょこんとトッピングされた、可愛いらしい姿も魅力的。

ぷりんアラモード／茶蔵［時任町］

可愛さあふれる ごほうびのような一皿

ほどよい硬さとまろやかな味わいのプリンは、ほろ苦いカラメルソースと相性抜群。それを覆うように、手づくりのシフォンケーキや果物、いちごアイス、ソフトクリームが飾られています。すくい方や崩し方によって味わいが変化する、遊び心がありながら計算し尽くされた一皿。同じプリンを使った限定「ぷりんとカスタードのパフェ」も大好評です。静かで趣たっぷりの空間でゆっくりお楽しみください。

大きなカスタードプリン／TAILORED COFFEE 宮前店［宮前町］

コーヒーと楽しむ おいしい相乗効果

コーヒーとの相性を追求したベーシックなプリンは、硬めの食感ながら舌触りは滑らか。卵のコクがやさしく広がり、軽やかな生クリーム、しっかり苦みを感じるカラメルとのバランスも見事。大きめのサイズでも、最後の一口までおいしく食べられるよう工夫しているのだとか。一緒に味わうなら苦みの強いコーヒーがおすすめ。自家焙煎コーヒー店ならではのペアリングで、至福の時間を過ごしてみては。