当会は、2001年の付属池田小学校児童殺傷事件に危機感を抱いていた、当時子供達の通う中学校の保護者達が、その2ヵ月後、正に地元の事件とし起こった女児連れ去り事件により、子供を巻き込んだ犯罪と直接対座することになったことを起源としています。
その際、「行政だけに頼るのではなく、先ず我々保護者が先頭に立ち、二度とこのような犯罪が起こらないような仕組みの恒久的確立が必要！」と、研究活動を開始いたしました。
その結果、予防策として「情報のリアルタイムの共有が事件発生の抑止力となる！」として、一斉メールをベースに3ヵ年の歳月をかけて作り上げました独自のシステムが、『田んぼの目』の始まりです。
当時は、全国的に学校緊急連絡網としての採用はなく。導入には新しさが故の多くの障壁もありましたが、多くの方々のご理解の下、今日を迎えております。また、この『田んぼの目』が、3.11震災に、奇しくもお役に立てたことは、当法人を支えてくださいました方々一同と共に、「大きな実り」と考えております。