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栃木弁会話

栃木弁会話集46 ~こんな髪の毛じゃ学校に行けな~

さて、栃木弁会話第46弾をおとどけします。
栃木県北部地方で編集者が実際耳にした会話を脚色なしに載せていますよ。
作成:しおり/ツッコミ:山嵐…のまいぷれコンビでお届けします。
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(1) こんな髪の毛じゃ学校に行けない

みーちゃん : ママのせいだ!。どうしてくれんのよ!
ママ : 何だい?こんなおぎむぐれっから
みーちゃん : この髪の毛!昨日ママが美容院に行けってゆったから!
こんな変になっちゃって!これじゃ学校行きたくない。
ママ : 何語ってるの?かわいがんべ!な、おとうさん!こけしみたいで、あ~かわいい。それによ、髪の毛なんてす~ぐのびんだがら。
みーちゃん : こけしはかわいくないよ!ママのせいだ!

解説(しおり)
目の中に髪の毛が入りそうだから美容院に連れて行かれたみーちゃん(小6)は、髪が短くなりすぎてすねているのです。起きて間もない時をおぎむぐれといいます。
実は前の日美容院から帰ってからず~っとおへそが曲がっていたようですよ。

ツッコミ
気持ち、長めに切っておくといい年頃になりましたね


(2) 暖冬で心配

トキ : なんだか今年の冬はあったがだね~
金一郎 : いや~よ!米に影響ねがんべがと思うとヒヤヒヤだずや!
山の方でふんねぐりゃ、夏に水がたんねぐなっちゃーべや!
トキ : そ-だわね!いまっと雪降ってくれっといいね!
金一郎 : 組内で集まって雪乞いでもすっかや?

解説(しおり)
ある農家を営む年配のご近所さん同士の会話です。
暖冬で雪が少ないので、春の田植えの頃に水が足りなくなるのではと心配しています。もっと降ってくれるといいですねとトキさん。みんなで雪乞いの儀式を しようかと提案する金一郎さんでした。

ツッコミ
雪乞いの儀式って???暖冬だと暖かくていいんですが、こういう点は困りますね。


(3) 受験前の親の心配

トミ子 : 息子どうしたい?受験勉強はがいってっけ?
真知子 : ぜんぜんだずや!すべり止めの私立うがったがらって安心してんだん。おらっちでは、私立になんか出してやれねのによ。
トミ子 : 何、いくら位払うようなの?
真知子 : なんやかんやで30万くらいだわ!県立うがっかもしんねがらよ!
1万だけ払って様子みてんだ~。
とおぐだがら交通費もばがんなんねしな。
トミ子 : だいじだうがっから!

解説(しおり)
今春高校受験を控えた息子を持つ母親とトミ子の会話です。はかいくは、はかどるの意。
はがいってっけ?は、はかどっていますか?ということです。この息子は、本命の県立高校の入試まえにすべりどめ(?)の私立高校を受験し、合格を決めていました。でも支払いがたいへんなので全額払わず、様子見をしているとのこと。トミ子は、大丈夫!受かるからと励ましていましたよ。

ツッコミ
私立、高いですもんね~…きちんとしてますけど。


(4) ある 突発的出来事

トミ子 : 今そこでもーやんといぎあったんだげどよ、イネばーちゃ亡ぐれたんだと!もーやんよ、は~お悔やみゆってきたらしい
お父さん : ゆいつぎまわった?みんなしんねがんべ
班長さんに電話してみろや。
トミ子 : わっちがげ?
お父さん : そだんべや、はやぐしろ!おらもお悔やみに行ってくっからよ。

解説(しおり)
家のうしろで近所のモーやんに会って同じ組内のお婆ちゃんがなくなったことを知りました。
モーやんはもうお悔やみを言いに行って来たらしい。でも組内の連絡網が回っていないのを訝るとうちゃんでした。それでトミ子に班長さんに電話して確認をしろと命令していましたよ。

ツッコミ 
組内の葬儀、という理由で会社を休める栃木県北!


(5) 婦人舞踊団

由美子 : いや~足上がんね!トミ子さん、みんなよりワンテンポおぐれてっから!
トミ子 : そだんべや!あんたの見ながらやってんだもの!
あれ、手と足が一緒んなっちゃ-
くるっと回っと腹の肉が後からついてくる感じ。分かる?
なるえ : いいがら、早ぐおぼえっぺよ~。いいげ、右足がらだがんね!
そしてケツをつんだす感じ。も一回最初っから通しでやってみっかんね。
トミ子 : よし、こんだだいじだわきっと!しっかしよ!
娘にわらわれっとなきっと!

解説(しおり)
小学校の子どもの同級生の親が集まり慰労会でシークレットライブをやることに。
その練習風景からの会話です。遅く産まれた子のために他のお母さんより少し年配なトミ子さん。
覚えもちょっぴり悪いようです。しかもちょっぴり(?)ふくよか。他のお母さんを見ながら踊っているからワンテンポ遅れちゃう。手と足が一緒に出ちゃう 、とかいろいろ言っていました。
今度は大丈夫と言うところを「こんだ大事だ」と言っていますね。良く使うフレーズです。

ツッコミ
ワンテンポ遅れる人というのは、笑いを提供する場には必要不可欠な人材なのです!
これからも遅れつづけてください。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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