栃木弁会話
栃木弁会話第100弾をおとどけします。
栃木県北部地方で編集者が実際耳にした会話を脚色なしに載せていますよ。(2011/12/1)
作成:しおり/ツッコミ:山嵐…のまいぷれコンビでお届けします。
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(1) スマートフォン
迫田:あれ、きれっちったずや。着拒されっちったがな?
木村:いまかがってくっからだいじだ!やろ-昨日スマートフォンに買い換えたばっかしだがら。へんなどご押しっちったんだわ。
迫田:あ、かがってきたわ。やっぱし間違えたんだどな。
木村:そだんべ~
解説(しおり)
家に来ていた知り合いたちの会話です。50代の方々ですが、あと一人来るはずの友人に迫田さんが電話をしたんですね。電話して、ブツっと切られたのを心配したのですが、今はやりのスマートフォンに替えたばかりで、操作を間違ったようでした。
ツッコミ
メール打つのも慣れるまで大変!
(2) 喫茶店での若者の会話
客男: あれ、あや!髪まっちゃっちゃ、すげ~な!
客女: いいっしょ、イメチェンだよ。
でもさ、うちの父親、
『なんだそのちゃぼっどりみたいな頭、みっともね~!』
ってすごいどなんだよ。
あげく、でてげって言われたし。
客男: 目立つもんな!
ほんじゃ、おらげさきっちゃえ!
客女: だな~
トミ子達 !!!(プロポーズげ?)
解説(しおり)
ある喫茶店の隣の客達が大声で話していたので、つい聞いてしまった話。
かなり赤っぽく髪を染めた彼女が入ってきた瞬間からはじっまって、父親に茶色のチャボみたいな頭はなんだ!と怒鳴られ、じゃ、うちに来ちゃえば、みたいな軽い会話でした。
ツッコミ
「切る」ではなく「来い」ということですね!
(3) バスケの応援をする母親たち
多佳子:あ、おっとばされた。ビダンってゆったな!だいじがな?
トミ子:みー、だいじが~ がんばれ~
多佳子:あ、立ち上がったわ。だいじなんだ~鍛えてっから。
でもよ、あれハールじゃないんだね!
トミ子:やりかえしっちまえ~!
多佳子とその他大勢:!!!
解説(しおり)
バスケをやっているみーちゃんの試合応援に来たトミ子。
相手にファウルされ、激しく転んだ娘を見ての会話です。
押されて転んだんですね。
大丈夫か?と応援席から問うそして立ち上がった後で、興奮のあまり、やり返してしまえ!などといっています。
ベンチファウルとられそうですわ!ハールはもちろんファウルです。
ツッコミ
バスケットには一発退場って無いんですよね?
(4) 市会議員選挙の熱戦
A:こんだの選挙よ、定員減ったがら結構落ちんだわな。
B:新しい人どんどん入ってくれっといいんだわ。
A:この間の雨っぷりの日よ、〇〇さんの選挙カーにおもいっきし水かけられてよ、3人とも右半身びじゃびじゃになっちってさ。
B:なんだいそれ、謝りにこねがったの?
A:こね~。多分気付いていたと思うよ。何人もして乗ってたんだから。
〇〇、おっこればいいと思ってんだ~
解説(しおり)
市会議員の選挙が先日行なわれました。
選挙カーの応援合戦すごかったですね。
そんな折、雨の日に道路の水をかけられたAさんの怒りが爆発していました。
そのお方、当選していましたよ。
ツッコミ
こういう人に限って受かっちゃうんですよね
(5) 〇〇医院でのやりとり
奥さん:朝起きたら、お父さん立ち上がれなくて、ふらふら~ってなっちゃったもんだがら。慌てて連れてきたんですよ。
先生:ほー。いつもの薬は飲んでたんでしょ?
患者さん:飲んでるよ。おらこの年でしりつはやだな。
先生:手術はしないよ。今日は血液検査をしてみましょ。いいですか?
奥さん:お父さん、検査だと。じゃ検査すっとごさいがなくちゃね。
患者さん:おらひとりじゃいげねがんな。あるげねんだがら。
奥さん:つれでってやっからだーいじだよ!
解説(しおり)
かかりつけの医院で聞いた会話です。
80歳過ぎと思われる老夫婦が、男性を介助しながら診察室へ。
足がおぼつかないと。
この男性はいきなり手術はいやだと言っていましたよ。
年配の方、しりつと言う方多いです。(診察内容待合室に聞こえちゃうんですよ)
ツッコミ
奥さんも大変そうなので車いすを使ってください!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。