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栃木弁会話

栃木弁会話集6 ~あるボーリング場での会話~

さて、栃木弁会話第6弾をおとどけします。
栃木県北部地方で編集者が実際耳にした会話を脚色なしに載せていますよ。
作成:しおり/ツッコミ:山嵐…のまいぷれコンビでお届けします。
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(1) あるボーリング場での会話

↑ボーリング最高!

Aさん : ずーいぶんひさしぶりだずや!ボーリングすんの。なんねんぶりがなぁ。
Bさん : 私も。ぼっとすっと100いがねがもよ。
Aさん : おーしほんじゃはじめっけ!
Bさん : あれ、ガーターだわ。このレーンちっとゆがんでんじゃねえげ?まんながちっともりあがっているよな!そうおもわねげ
Aさん : そーだわな。ちーっと盛り上がってるような気がするわ。チョッパヤの球なげてみっか。わぎさおっこるすきがねーようにな!!
Bさん : お~8本たおれたぞ。ほんでもな~んだよあれ、はしっことはしっこにわがれっちって。これ取ったらすげーぞな。あ~こんなときに限ってど真ん中だ~。

解説
仲間内でボーリングを久しぶりにしているAさん、Bさん。御年40歳台とおぼしき紳士達。久しぶりに一汗を流しに来ました。第1投がガーター。レーンがゆがんでいるせいにしています。さらにBさん大割れのスプリット。しかも2投目はド真中。はしゃいでおられました。

 

ツッコミ
…100いかないかも…と文句言ってるAさんBさん。私は普通に行かないんですけど…


(2) ある病院での会話

看護婦さん : 山田さん!採尿をおねがいしますね~。このコップで取ってきてくださいね。
患者山田さん : ・・・!?どーすんだい?
看護婦さん : そこのトイレでおしょう水を取ってきてください。
患者山田さん : 注射がなぐっちゃとれねえべ
看護婦さん : ??おしょう水ですよ。トイレで取ってきてください!!
患者山田さん : そんなごとゆったってわがんね!注射がなぐっちゃとれねべ
他の患者さん : 山田さんしょんべんだよ!
患者山田さん : な~んだ。はやぐゆえよ!!

解説
病院の採血・採尿検査室での会話。70台のおじいちゃん山田さん(仮名)が採尿検査を看護婦さんから指示されました。コップ片手にどうしていいかわからない様子です。
何度も『おしょう水』を取るよううながされ、トイレに行かされますが…すぐ出てきてしまいます。コップは空のまま…。何か勘違いをなさっておいでの様子。いつも顔を合わせる患者さんからナイスフォローがあり、一件落着となったようです。この場に居合わせた私もつい耳をダンボにしてしまいました。

 

ツッコミ
…微妙に下ネタ入ってますね…


(3) ある嫁姑問題

↑たけのこ見つけたッ!

A子 : うちのバー様、あさま4時くらいから家の竹やぶさ入ってたけのこ堀りしてんだずや
B子 : ずーいぶんはやいなや!あれ、バーちゃんちの方ににもたげやぶあっぺや
A子  よーぐふかくて、ふかくて。嫁に行った娘にもせっせと運んでるみたいだ
B子 : 雨なんかふったっくれ、にょきにょき生えてくんだがらかまめ~
A子 : ほんだげっと、ごせやげっと!ここはもともとおらげの土地なんだからってよ、騒音お構いなしだし、ネコ車いっぱい掘っていぐんだかんね。
嫁には食わせたくないって言ってるみてーだよ
B子 : たけのこぐれーかまーな!食いたいんならおらげのなんぼでもやるよ!

解説
たけのこのシーズンになると必ず勃発するたけのこ戦争。30代の嫁が友人に姑の愚痴をこぼしています。
朝4時くらいから一輪車でやってきては竹の子をねこそぎ掘っていってしまう姑にかなり立腹しています。
これに対し友人のB子さんは、たけのこくらいで荒波をたてるな。たけのこは雨が降ればたくさん出てくるし、
家にもたくさんあるからいくらでもあげるよ!となだめています。
彼女が夜の内に掘ったかどうかは不明です!

 

ツッコミ
たけのこって美味しいですよね。足の裏で出ているかどうかを見極める名人技を駆使されているのでしょうか。


(4) ある男達の会話

↑田んぼの真中…

A男 : あんたげで今年前のたんぼ休むのげ?
B男 : なんで?
A男 : ほんだって今年初節句だんびや!こいのぼりよ~
B男 : 真中にちびーっと場所取って立てっちまえばいがんべや!
A男 : ほんだってよ、かぜなんかふいたっくれたちまち下ろすんだぞ、さおがらよ。
こいめあげっぱなしじゃねーんだぞ!
B男 : あ~そうだわな。ほんじゃたんぼ一枚今年休みだわ!

解説
今年初節句を迎える若いパパとその隣人のパパの会話です。
華々しく鯉のぼりを上げる風習のあるこの地域では、鯉のぼりを上げるために水田を休耕することも珍しく
ありません。
鯉のぼりは、風や雨の日はいちいち下ろしたりするので竿の部分だけ水田にしないでおくのは無理だと
新米パパに助言をしていたのですね。なんとも優雅な話ではありませんか。

 

ツッコミ
庭が狭い方は(一応、こちらの地域でもそういった方はいるようです)こいのぼりを立てるのに田んぼの真中に突き刺したりするそうです。
家にこいのぼりが引っ掛からないようにするため、だそうです。


(5) あるショッピング中の会話

↑スリットのことですね

ママ : みーちゃんどんなスカートがいいのよ?
娘 : あのね、なが~いやつ!Gパンの生地見たいので、よこが少し割れてるやつ!
ママ : だ~めだよ!そんなの学校にはいてったらバサバサしてすッコロンじゃうかんね。それに、はしっこくはしれないがんね。
娘 : だいじだよ。こま~かくいっぱい動かせばいいんでしょ。みほちゃんもはいてきたんだけどかっこいいんだよ。ママ~いいでしょう?
ママ : だめだよ!すっころぶ。あぶねえから。あづっくるしい!!
 : もういいよ!ばーちゃんにかってもらうから!

解説
小学校の低学年とおぼしき女の子とそのお母さんが洋服を選んでいました。
みーちゃんはロングスカートがほしいようでしたが、長いと危険だから、暑苦しいから、という理由でママは
反対のようでした。
ばーちゃんに買ってもらうことができるみーちゃんは幸せ者です…

 

ツッコミ
『こまかく動かす』という解決方法は素晴らしく斬新なアイディアです…

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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