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栃木弁会話

栃木弁会話集14 ~ある 会社での会話~

さて、栃木弁会話第14弾をおとどけします。
栃木県北部地方で編集者が実際耳にした会話を脚色なしに載せていますよ。
作成:しおり/ツッコミ:山嵐…のまいぷれコンビでお届けします。
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(1) ある 会社での会話

社員A : あれ~今日入った新人さんどごへいっちったんだい?
社員B : さっき外さおんでて行ったよ~! 中庭、プラップラしてたわ。
社員A : そ~け。
社員B : そーげじゃあんめ。一緒にいっぷくつけっけ?ぐらい言ってやんなくちゃよ。
社員A : そ~け?
社員B : そだんべや!ダメダヨ!おんなっ子のことばかり考えでたんじゃ!

解説(しおり)
社員Aは男性、Bは女性です。Aさんの部門に新人が入って来て指導をしている最中の出来事です。
休み時間に新人さんを気遣い探していたAさんに対してBさんがも少し配慮して、休み時間に一緒に一服しようよくらい言ってあげればとの助言(?)

ツッコミ
プラップラという言葉も超絶的に素敵ですが…それよりも、イラストの新人さんの髪の毛が立ち上がっているのが非常に気になります。


(2) ある 熟女達の会話

ユキ : 最近なんかいいごとあっけ~
里子 : な~んにもねぇ! ところで、あんた手ぇしびれて困るって言ってたのどーした?
ユキ : まだ、良くなんないんだげっと、医者さ行ったら更年期障害だって言われたんだ。
里子 : あれ~そうけ。んでも悪い病気じゃなくて良かったわ。ほんだげっとあれもけっこうきついぞな~!
ユキ : ほんでよ、テレビでやってた健康食品買ってみたんだよ。インドネシアだが、インドだかの食い物なんだげっと、納豆を固めたみたいなやつ。効くらしいぞ~。 『テンペ』っていうんだわ。
里子 : へぇ~。うんまいのげ?
ユキ : から揚げにしたり、そのまんまでもおいしいんだよ。
里子 : わっちにも少しちょーだい!!

解説(しおり)
40代後半の主婦2人の会話です。手のしびれがあるユキさんは、病院で更年期障害と診断され、テレビで放映された健康食品で更年期障害の症状緩和に効くという『テンペ』を購入したのでした。大豆を発酵させて板状にしたものです。おいしい。と聞いた里子さんは、私にも少しちょうだいとおねだりをしています。最近はネットで何でも手に入ってしまいますもんね。

ツッコミ
…そういえば、いつも何かしらの健康(ダイエット、とか)食品には手を出しているような…
結構あれって、素敵に値段ぼったくってますよね。だまされてますけど(泣)。


(3) セールスマンと客の会話

セールスマン : お客さん、今度うちで新しいパソコン出たんですよ。一台どうですか~
 : コジ○とどっちが安い?
セールスマン : 値段はそんなに変わんないっすけど何つったってアフターケア-が違いますよ。す~ぐ使えるようにしますから。
 : でぎなくともすぐ使えんのげ?
セールスマン : ???
 : おらんちの確定申告の表つくれっけ?
セールスマン : ほんじゃ一緒にやってみましょうか。

解説
パソコンを売りたいセールスマンとパソコンの使用方法を全く知らないお客様との会話です。悪気はなくとも厚かましいお願いをする人って結構多いんですよね。年配の方がやっぱり多いですね~。でも狭い地域ですからそれが口コミで良く伝わったりするんですね。

ツッコミ
栃木の電気屋といえばコ○マなんでしょうか?最近ではK○電気とか山○電気とか…増えましたけどね。


(4) おとうさん同志の会話

父親A : あんたんとごのばっちっ子、今年学校さあがんのげ?
父親B : そだわ。ねんねだのにだいじがなや?いまだにかあちゃんとねてんだぞぉ。
父親A : だ~いじだよ。親が思うより子供はしっかりしてっぞ。 
ほんで、今年は何人いんだい?
父親B : 20人だわ。今年は多がんべ!あんちゃらの学年は、10人いっかいねえがだもんな。
父親A : ほーんと多いわな。たーいしたもんだわ。

解説
ばっちっ子というのは、末の子供ということです。これは栃木ならずとも言いますよね。まだ赤ちゃんなのに大丈夫かしらと心配する父親と、親が思うより子はしっかりしているよ。と励ますその友人の図です。
この地域は、同じ市内でも、マンモス校と過疎校と両極端になっています。農村部は、ここ何年も20人以上の新入生はいなかったんですね。

ツッコミ
ばっちっ子!初めて聞きました。ねんね、というのは赤ちゃんという意味なんですね!勉強になります…


(5) お受験に励む親子の会話

マミー : さ、すぐる君、面接のリハーサルをしましょ!『すぐる君の好きなお母様の手作り料理は何ですか』?
すぐる : もち!
マミー : おもちは、お料理って感じがしないから『季節の野菜の炊き上げ』とか『ローストターキー』なんてどうかしら?
すぐる : なんだいそれ?
マミー : だめか。じゃビーフシチューでもいいよ。じっくり煮込んだビーフシチューって言ったほうがいいかもね。
すぐる : うそつきはどろぼうのはじまりだんべ、かあちゃん。

解説
父親の転勤に伴い都内に引越しをすることになったご家族。すぐる君は、そこのご長男。有名私立小学校へのお受験なんてまさに青天の霹靂。教育熱心なお母様ですが、お料理はあまり得意ではないようですね。すぐる君の言うとうり、うそを言わせてはいけませんね。

ツッコミ
そうですね、『ママの得意料理はスピード中華!』なんて人前で言われた日にゃ、たまったもんじゃないやいって感じですよね!しおりさん!!!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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