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栃木弁会話

栃木弁会話集16 ~彼岸のお墓参り~

さて、栃木弁会話第16弾をおとどけします。
栃木県北部地方で編集者が実際耳にした会話を脚色なしに載せていますよ。
作成:しおり/ツッコミ:山嵐…のまいぷれコンビでお届けします。
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(1) 彼岸のお墓参り

 : うわーこれ!!せーかくお供えしたダンゴがぐっしゃぐしゃ。
 : カラスのしわざだな!たまんねーなや。
いとこ : カラスだど思ーべ?ちがーど!○○さんちの○○だぞ、 果物だーのビールだーの持ってちゃーんだぞ。
 : まっさがー。
いとこ : ほ~んとだよ!この間見だんだから、間違ってもメロンなんかおいでぐなよ!

解説(しおり)
墓場泥棒ってあるんですね。この辺は、大丈夫と思っていたらそうでもないなんてショック!
カラスもいるんです。でもカラスは、ビールを缶ごと持っていかないし、丸ごとのメロンも持っていけないですよね。このいとこさんは、50代の男性。地域のことを何でも知ってるお方です。

ツッコミ
墓泥棒はばちあたりですな。でもドコの誰かまで分かっているのに何も出来ないのが痛いですね~
今度ビールのケースの中に『オイ**お前取ってくなよ通報するぞ』という手紙を入れておくといいかもしれませんね!それか『祟るぞ』でもイイかも~?


(2) たけのこほり

名人 : まーだちーっと早いがもしんねな!
里子 : ほんでもちっさいほーがうんま がんべ!
名人 : あ~これあったわ!うちの勇樹の○○ぽみてーだな~
里子 : むいたっけほーどんどねぐなっちゃーかんな。
名人 : ほんでもけっこーあったな、おつけのみぐれーになっとな。
里子 : はつもんだからな!さっそぐあぐぬぎすっか。

解説(しおり)
たけのこ堀り名人さんと里子さんが4月上旬のとある日、たけのこ堀りに出かけました。
たけのこは小さいほうがおいしいと名人はおっしゃっています。
でも、皮をむくとほとんどなくなっちゃうんですよね。と里子さん。 おつけのみとは、味噌汁の具ということです。
たけのこは量により、味噌汁、たけのこごはん、煮物などに活用されます。

ツッコミ
たけのこ大好きです。自分では調理しませんが…
さりげなくアメリカンジョークというかなんというか…盛り込まれているのは気のせいでしょうか。


(3) カラオケBOXでの会話

A : ドンパンパって歌える?
B : 足2回手一回のあれ?
C : ・・・!?
A : ソーソー、アイスホッケーときかかるやつ。
C : ・・・!?
B : あれさ、ラッキョラッキョって聞こえない?
C : ・・・??
AB : やってみっぺ
C :  あ~これか!キムタクの番組でかかってるやつか~

解説
Queen の We Will Rock youという曲ですね。リバイバルで年配の方には、懐かしい響きですよね。
さびの部分は、We will We will rock you!と言っています。ロックユーが正解ですね。らっきょではありません。
やってみっぺ!と言ってた割にはけっこう無難に歌っていましたよ。

ツッコミ
what time…が『掘った芋』ということと同じ原理ですね。ドラマはあいにく見ていません。
K-1の故アンディ・フグ氏の入場曲でしたね。リズムが良くて好きです。


(4) ある会社での会話

山田 : 今日から入ってくるはずの新人さん、遅いねー。
小山 : Tel Tel Tel。あ、山田さん?総務なんですけど、今日から入ってくる田中さんだげっと、、自爆で遅れるそうだから。
山田 : 自爆?
小山 : 畑さつっぺっちったらしーわ !
山田 : そ、それで怪我は…?
小山 : 電話できるくらだからだいじじゃねーのげ、午後の出社になるっていうごとだから。ま~だたんぼさ水入ってねくてよかったわ、田うえのあとだったらえれーごとだったわ !

解説
新人の田中さんは、出社途中に鳥の襲撃を受け、急ハンドルを切ったために畑に落ちてしまいました。
つっぺっちったは、川などに落ちてしまった場合にも使用します。
イメージ的には頭から突っ込むというニュアンスです。
田植えの後の田んぼじゃなくて良かったねと言われています。

ツッコミ
猫とか、犬なら聞きますけど…鳥って………
あ、でも一度走行中…フロントガラスにモンシロチョウチョが張り付いちゃってぺたーっとしてた時は哀れでしたね。仕方なく止まってやったらフラフラ飛んでいった…平和な光景でした。


(5) ご近所さんとの会話

みのる : あんたちのせがれ全国大会行ったんだって?たーいしたものじゃないの !
あきら : はーりきって行ったんだけど、1回戦ですーぐまけっちたの、しょぼーんとして帰ってきたんだわ!
みのる : そんでもたいしたもんだわ大阪まで行ってきたんでは、たいへんだったね。
あきら : 報知新聞にはけっこう大きくでたんだわ。見とごれね!
下野新聞にでも出っとよがったんだげごとね~。

解説
那須のが原BOYSという野球のクラブチームの話です。意気揚揚と全国大会に行きましたが、初戦敗退。
がっかりして帰ってきた様子を選手のお父さんが語っています。
全国大会の様子はスポーツ新聞には載ったけど、下野新聞には載らなかったので残念がっています。
この地域は何と言っても下野新聞をとっている家庭が一番多いので…。

ツッコミ
まぁ、全国大会の壁は厚かったということで…。
下野新聞をとっている理由というのに、『地域のおくやみ情報が掲載されているから』というものがあるそうです。地元ネタ、大なり小なり探すのは大変ですからね…(ハッ!まいぷれでも取り上げてなかった…)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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